「そろそろホームページを作った方がいいかも」
そう思って調べてみると、デザイン、サーバー、ドメイン、WordPress、SEO、写真、文章……と、いろいろな言葉が出てきて、何から準備すればいいのか分からなくなりますよね。
でも安心してください。
初めてホームページを作るときに、最初から完璧な原稿や写真を用意する必要はありません。
大事なのは、きれいなデザインを考える前に、誰に、何を、どう伝えるホームページにするのかを整理しておくことです。
ここが曖昧なまま作り始めると、見た目は整っているのに問い合わせが来ないホームページになりやすいです。
この記事では、個人事業主の方が初めてホームページを作る前に準備しておきたいことを、分かりやすく整理します。
まず決めるべきは「ホームページの目的」
最初に考えるべきことは、デザインではありません。
まずは、ホームページにどんな役割を持たせたいのかを決めましょう。
たとえば、目的は以下のように分かれます。
- 問い合わせを増やしたい。
- 予約につなげたい。
- サービス内容を分かりやすく伝えたい。
- 信頼感を高めたい。
- SNSや紹介から来た人に詳しく見てもらいたい。
- 採用につなげたい。
この目的が曖昧だと、ページ全体の構成も、載せる内容も、ボタンの文言もブレてしまいます。
たとえば予約が目的なら、予約ボタンや空き状況、料金、施術の流れが大事です。
問い合わせが目的なら、実績、対応範囲、相談の流れ、問い合わせフォームの分かりやすさが大事になります。
まずは一言で、こう決めてください。
このホームページは、誰に何をしてもらうためのものか?
ここがスタート地点です。
ターゲットをできるだけ具体的にする
次に準備するのは、ターゲットです。
- 「女性向け」
- 「地域の人向け」
- 「個人のお客様向け」
これだけでは少し広すぎます。
たとえばサロンなら、
「30代女性」よりも、
「仕事と家事で忙しく、自分のケアを後回しにしている30〜40代女性」
の方が、伝える言葉が具体的になります。
整体院なら、
「肩こりに悩む人」よりも、
「デスクワークで慢性的な肩こりがあり、マッサージに行ってもすぐ戻ってしまう人」
の方が、ホームページで伝える内容が明確になります。
ホームページは、全員に好かれる必要はありません。
むしろ「これは自分のためのサービスだ」と思ってもらえる方が、問い合わせにつながりやすくなります。
サービス内容を分かりやすく整理する
次に、提供しているサービスを整理しましょう。
ここで大切なのは、専門家目線で説明しすぎないことです。
お客様が知りたいのは、専門用語ではなく、自分にとって何が良いのかです。
準備しておきたい内容は以下です。
- サービス名
- どんな悩みを解決できるか。
- 誰に向いているか。
- 料金の目安。
- 所要時間や納期。
- サービスの流れ。
- 他との違い。
- よくある質問。
特に個人事業主の場合、「何をしてくれる人なのか」が一瞬で伝わらないと離脱されます。
「いろいろできます」ではなく、まずは主力サービスを1つか2つに絞って、分かりやすく見せることが大切です。
選ばれる理由を言葉にする
ホームページで問い合わせを増やすには、サービス内容だけでは足りません。
なぜ他ではなく、あなたに頼むべきなのか。
ここを伝える必要があります。
たとえば、選ばれる理由には次のようなものがあります。
- 丁寧なヒアリング。
- 女性一人でも相談しやすい。
- 地域密着で対応が早い。
- 専門資格がある。
- 経験年数が長い。
- 初めての人にも分かりやすく説明できる。
- アフターフォローがある。
- 完全個室で落ち着ける。
- 無理な提案をしない。
ただし、自分では当たり前だと思っていることが、お客様から見ると大きな魅力になっていることもあります。
常連さんに「なぜ選んでくれているのか」を聞いてみるのもおすすめです。
信頼につながる素材を集める
ホームページでは「良さそう」だけでは行動してもらえません。
見込み客は、心の中でこう思っています。
本当に大丈夫かな?
ちゃんと対応してくれるかな?
自分に合っているかな?
失敗しないかな?
この不安を消すために、信頼材料を用意しましょう。
準備したい素材は以下です。
- お客様の声。
- 実績写真。
- ビフォーアフター。
- 資格や受賞歴。
- メディア掲載歴。
- 代表者やスタッフの写真。
- 店舗や事務所の写真。
- 対応実績の件数。
- よくある質問への回答。
特に、顔写真やお客様の声は強いです。
個人事業主の場合、「誰が対応してくれるのか」が見えるだけで安心感が上がります。
写真を準備する
写真は、ホームページの印象を大きく左右します。
ただし、写真も「おしゃれなら何でもいい」わけではありません。
大事なのは、見込み客が安心して行動できる写真です。
おすすめの写真は以下です。
- 代表者・スタッフの写真。
- 店舗外観。
- 店内・施術スペース。
- 仕事中の様子。
- 商品やサービスの写真。
- お客様が利用する場面が想像できる写真。
特に店舗・サロン系の場合、店内写真は重要です。
初めて行く場所に不安を感じる人は多いので、「ここなら安心できそう」と思える写真を用意しましょう。
問い合わせ後の流れを決める
意外と忘れがちなのが、問い合わせ後の流れです。
ホームページを見た人は、申し込む前にこう考えます。
- 問い合わせたら何が起きるのか?
- すぐ契約させられないか?
- 相談だけでも大丈夫なのか?
- 返信はどれくらいで来るのか?
この不安を減らすために、問い合わせ後の流れを明記しましょう。
例としては、
- フォームまたはLINEから相談
- 内容を確認して返信
- 必要に応じてヒアリング
- 見積もり・提案
- 正式申し込み
- サービス開始
このように流れが見えるだけで、問い合わせの心理的ハードルは下がります。
まとめ
初めてホームページを作るときに大切なのは、最初から完璧な文章や写真をそろえることではありません。
大事なのは、次の5つです。
- 誰に向けたホームページなのか。
- 何を提供するのか。
- 利用するとどう良くなるのか。
- なぜあなたが選ばれるのか。
- どうすれば問い合わせ・予約できるのか。
ホームページは、ただの名刺代わりではありません。
正しく設計すれば、あなたの代わりに24時間働いてくれる営業マンになります。
初めてでも、順番を間違えなければ大丈夫です。
まずは「誰に、何を、どう伝えるか」から整理していきましょう。


